お客様は、国内生地メーカーと、海外の生地メーカーのどちらに魅力を感じますか?
海外の生地メーカーのファブリックは「高級」なイメージがありますよね?
ヨーロッパなど欧米からの輸入ファブリックのオーダーカーテンは、確かに高級品です。すごく高いですよね。
でもそれは欧米の価値観で製作された商品である事を忘れがちです。
欧米は、文化として"カーテン"が根付いていて、戦後に大衆に広まった日本とは歴史が大きく違います。
国内メーカーは、世界一厳しいとされる日本の消費者に合わせて商品を開発して、外国メーカーは各主要市場にあわせて開発されています。
十数年前ですが、毎年1月初旬にドイツで開催される「ハイムテキスタイル」というホームファブリック、特にオーダーカーテンをメインとした世界最大の国際見本市に1週間をかけて視察に行った事があります。
上記は、十数年前の写真です。一日ではとても全部を見るだけでも回れないほど、大きな会場で開催されていました。
その時に私が感じた事が「日本の方がすごいんじゃないかな?」です。
私が若輩で見る目がないだけかもしれませんが、世界一厳しいと言われる日本の消費者には難しいように思えました。今現在一部で受け入れられているのは、ブランド(輸入カーテン)として確立されたイメージが優先された結果かと・・・思いました。
確かにヨーロッパの輸入ファブリックは、素晴らしいです。見事な素材感、色彩。さすがにカーテンの歴史のある国々です。それに見合う金額を支払われるお客様に理解もあって、後々お客様が後悔する事はないでしょう。
しかし、天然素材(絹,綿,麻など)を多く使用する外国メーカーのファブリックは、洗濯するとほとんどが縮みます。ドライクリーニングでも縮むものも多く、防炎や消臭、耐光、防汚加工などのファブリックの機能は、日本の方が優れています。
日本人のようにカーテンの洗濯を1年に1回以上はする場合、メンテナンス性能の高いファブリック(布)がお奨めです。
日本のメーカーのデザインも、やっとファッション(アパレル)業界のように、世界に誇れるようなものが増えてきました。時代をしっかりと捉えたデザインのファブリックが増えてきています。
しかも、外国メーカーの価格に比べて、圧倒的に安価(リーズナブル)です。
”オーダーカーテンセレクトショップdowdow”では、国内のメーカーのファブリックを中心にセレクトしています。もちろん、外国メーカー(ブランド)の商品も取り扱えますが、やはり日本の消費者には日本の消費者を熟知した国内メーカーのファブリックが、品質、デザイン、価格ともに合っていると思っています。
外国メーカー(ブランド)のファブリックの品質、デザイン、価格を否定する事ではありませんが、個人的な参考意見です。
元々、繊維業界は日本の基幹産業だった時代もあり、繊維メーカーや織メーカーも世界に誇れる技術を持っています。
日本のファブリックの品質・デザインは、日本人のイメージよりずっと高品質でデザインのクオリティも非常に高いものだと思います。