カーテンの選び方
寝室のオーダーカーテンの選び方
ご新居の寝室のオーダーカーテンを選ぶときは、寝室を使われる人のパーソナリティ(個性)・生活習慣を考えて、心地よい睡眠がとれる寝室を大切に考える事をお勧めします。
オーダーカーテンは、お客様の寝室の窓に合わせた特注のカーテンですが、サイズだけではなく、その他にも多くのお客様のご希望に合わせたオーダーカーテンをご検討いただけます。
どのような寝室を希望するのかによって、オーダーカーテンの性能、スタイル(仕様)、デザイン、色などを選んでいただけます。
目次
- 寝室のオーダーカーテンに必要な性能の選び方
- 寝室のオーダーカーテンの仕様(スタイル)の選び方
- 寝室のオーダーカーテンの色彩の選び方
- 寝室のオーダーカーテンのインテリア・スタイルの選び方
(1)寝室のオーダーカーテンに必要な性能の選び方
●窓の断熱性(ドレープカーテンに裏地を付ける)
ドレープカーテンに裏地を付けると、ドレープカーテンと裏地の間に空気層をつくり、部屋の温度を下げにくくする”保温効果”(断熱性能)が向上します。
一般的にオーダーカーテンでは「風通織」などの二重構造の生地のカーテンが断熱性能が高いとされています。裏地を付ける事で同等以上の効果が得られます。
室内から逃げる熱のほとんどが窓からと言われています。窓の断熱対策は、寝室の温度を保つため、心地よい睡眠のとるために大事な性能です。
遮光裏地を付けると、冬は”保温性能”が向上しますが、夏は室内のエアコンの冷気で保たれた室温を保つ効果があります。また、昼間は太陽の熱線を遮る”遮熱性能”があるので【冬は暖かく、夏は涼しい】寝室が期待できます。
しかし、ペアグラスの樹脂サッシの窓でシャッター(雨戸)がある場合は、窓自体に断熱性能があるので、必要がない場合もあります。
保温効果が向上する事は間違いありませんが、ご予算も考えて無理なくご検討ください。
オーダーカーテンの裏地付けは≪オプション≫で、スタンダードカーテン2.0仕様(2倍ヒダ)、プレーンカーテン1.5仕様(1.5倍ヒダ)、ツインシェード仕様(ダブル)、プレーンシェード仕様(シングル)に付ける事ができます。
●ドレープカーテンにあえて裏地を付けない。
ドレープカーテンに遮光裏地を付けると、朝の日差しがカーテンを通して入りません。
気持ちよく起きる為に、朝に日差しがあった方が良いというお客様は、裏地を付けない方が良いと思います。
特に子供部屋では無い方が良いかもしれません。朝の日差しで起きる事で生活習慣が身に付くと言われています。
●窓の遮熱性(昼光をさえぎる遮熱レースカーテンを選ぶ)
レースカーテンには昼光の熱線を多少さえぎる”遮熱性能”のあるレースカーテンがあります。
日差しの強い窓には、夏の日中の寝室の室温が上がり過ぎるので、特におすすめです。
●UVカット(紫外線カット)が必要な場合
レースカーテンでは、UVカットの性能があるものでも最大70%程度しかカットできません。100%近くUVカットされたいお客様は、窓にUVカットフィルムを貼ることをおすすめします。
(個人的には多少の紫外線は、寝室を清潔に保つために必要ではないかと考えています。)
●窓の遮光性(遮光カーテン)
昼光を遮りたい、できるだけ寝室を暗くしたい場合は、遮光カーテンからお選びいただけます。
遮光性能がある生地を使ったオーダーカーテンです。遮光生地の特徴は生地に黒糸を挟む必要があるためやや彩度が落ちるものが多いですが、最近では一部に鮮やかな色彩の遮光生地もあります。
気に入ったドレープカーテンに遮光性能が無い場合は、”遮光裏地”をオプションで付けていただけます。断熱効果も向上するのでお薦めです。
遮光カーテンの性能には1級、2級、3級と3段階あり、1級はさらに5段階あります。(A++、A+、A、B、C)A++が完全遮光になります。
一般家庭では、遮光性能は2~3級程度で十分だと思います。完全遮光にするにはシャッター(雨戸)などと併用されることをお勧めします。
あまり神経質に完全遮光にこだわり過ぎないようにされることをお勧めします。
●窓の遮蔽(へい)性能(プライバシーを守るレースカーテン)
昼間にドレープカーテン(厚手)を開けて、レースカーテンで調光しますが、昼間透け難いのが”ミラーレースカーテン”です。生地の裏面に光沢があって透け難くくなっています。
普通のレースカーテンでも、昼間に屋外の方が室内より明るければ、部屋の中は見え難いです。
ミラーレースカーテンも同様に昼間は透けないで、光を採り入れます。
夜間でも透け難いレースカーテンが「ウェーブロン糸」を使用したレースカーテンです。
特殊な長方形の断面を持つ糸で、織の隙間ででき難いため、透け難くなります。
寝室の窓の遮蔽(へい)は、プライバシーを守るために、透け難いレースカーテンがおすすめです。
●レースカーテンの”防カビ”対策
最近の住宅の窓は樹脂製サッシとペアガラスの組合せも多くなってきましたが、寒暖差があるときに結露が全くない事はないと思います。
気づいたらレースカーテンに黒い点が無数に広がっているケースもあると思います。
住宅環境によって大きく違いがありますが、カビが生えやすい場合は、【防カビ】のレースカーテンをお薦めします。
ご寝室はリビング以上に長くすごす部屋なので、衛生的にも注意が必要です。
お客様の寝室の窓に必要な性能を、住宅環境を考えてご検討いただければ幸いです。
すべての性能が必要なわけではありません。
個人的には、遮光裏地付きのドレープカーテンと、ミラーレースカーテンの組合せがお薦めです。
オーダーカーテンでは2倍ヒダ(スタンダードカーテン2.0仕様)が一般的です。
「2倍ヒダ」とはカーテンの仕上り幅(W)の2倍の生地を使用して、上部の山ヒダ(タック)で全体のプリーツ(ヒダ)をつくるカーテンの仕様の事です。
スタンダードカーテン2.0仕様(2倍ヒダ)は、生地量を多く使いプリーツが深く美しいドレープ性があるので高級感があります。
●プレーンカーテン1.5仕様(1.5倍ヒダ)
生地のデザインをキレイに見せるには1.5倍ヒダ(プレーンカーテン1.5仕様)がおすすめです。
また、2倍ヒダに比べて生地量が少なくなる場合は金額も少しリーズナブルです。(サイズによって変わります)
●ツインシェード仕様(ダブル)
ツインシェード仕様(ダブル)は、生地を平面に上下の昇降で開閉するので、寝室の窓周りをすっきりします。寝室のスペースを広く使うにはおすすめのオーダーカーテンの仕様です。
また、シェードカーテンは上下に開閉するので、一般的なカーテンのように開けた時に窓の左右にカーテンのたまりがありません。(シェードは窓の上にたまりができます)
大きい窓ほどシェードを開けた時に開放感があります。
※【シェードカーテンの注意点】
シェードカーテンの操作チェーン(コード)がベットの近くにある場合は、操作チェーンが「首」・「手」・「足」に引っかからないように、ベットから離してシェードカーテンを設置してください。
特に小さい子供(乳幼児も含めて)、高齢者には注意が必要です。
(数年前に操作コードが首にかかり乳幼児が死亡した例があります。)
●木製ブラインド
遮蔽性、遮熱性の高い性能を持つ木製ブラインドは、寝室もおすすめです。
寝室では、昇降コードの穴の無い高遮蔽タイプの木製ブラインドがおすすめです。
(3)寝室のオーダーカーテンの色彩の選び方
●”濃い色”と”淡い色”のオーダーカーテン
寝室で、濃い色のオーダーカーテンをコーディネートすると重厚感のある、落ち着いた雰囲気の寝室に仕上がります。
寝室で、淡い色のオーダーカーテンをコーディネートすると軽やかで、開放的な雰囲気の寝室に仕上がります。
●寒色のオーダーカーテン
色相環図で見ると、青緑色から青色が「寒色」になります。
一般的には、寒色は言葉通り寒く感じる色と言われていますが、彩度や濃度、素材感、個人の主観などの複数の要因を含めると一概に寒く感じるとは言えません。
例えば、光沢がある生地は寒く感じやすく、起毛の生地だと僅かに暖かみを感じる場合があります。
心理的に考えると寒色は青系の色彩なので、精神を安定させる効果が期待できます。忙しい日常を送る人の寝室におすすめです。
●暖色のオーダーカーテン
色相環図で見ると、赤紫からオレンジ色が「暖色」になります。一般的には、暖色は言葉通り暖かみのある色と言われています。彩度や濃度、素材感、個人の主観などの複数の要因によって印象が変わります。
一般的にはアットホームな雰囲気の寝室に仕上がります。
●中性色のオーダーカーテン
色相環図で見ると、紫色と黄緑から緑色が「中性色」になります。中性色は寒色にも暖色にも属さない色彩です。
色彩に寒暖を感じないので、彩度や濃度、素材感、個人の主観などで印象が変わります。
●風水の影響
風水では、寝室の方角や窓の方角でおすすめの色彩があると思います。風水が好きなお客様は参考にされると良いと思います。
風水の影響が強すぎると、オーダーカーテンを選ぶだけではなく、インテリア全体を選ぶのも大変になるので、ある程度許容されることも大事だと思います。
(4)寝室のオーダーカーテンのインテリア・スタイルの選び方
インテリア・スタイルのイメージで、お客様の趣味や個性にあうデザインのオーダーカーテンをセレクトします。
北欧モダン、ナチュラルモダン、クラシックモダン、イタリアンモダンなど、様々なインテリアのスタイルがあります。直感的に好きなカテゴリーからお客様の寝室に合うものを探してご検討ください。
オーダーカーテンでは、直感の第一印象が良かったものを選ばれると満足感が高いと言われています。
●【イタリアン モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【ナチュラル モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【シンプルモダン】の寝室のオーダーカーテン
●【クラシック モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【クラシック カントリー】の寝室のオーダーカーテン
●【フレンチ カントリー】の寝室のオーダーカーテン
●【ゴシック モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【ナチュラル ビンテージ】の寝室のオーダーカーテン
●【北欧モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【北欧ナチュラル】の寝室のオーダーカーテン
●【ミッドセンチュリー】の寝室のオーダーカーテン
●【和モダン】の寝室のオーダーカーテン
●【エスニック ビンテージ】の寝室のオーダーカーテン
まとめ
かなりの長文の記事コンテンツになりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
オーダーカーテンの細かいオプション加工などは今回は省いて記載しました。
大まかに寝室のオーダーカーテンの選ぶときに必要な、性能やカーテンの仕様(スタイル)、色、インテリア・スタイルを分かりやすく説明させていただきました。
ご新居、ご新築の寝室のオーダーカーテンについて、ご相談やご質問がありましたらお気軽にご連絡ください。
お問合せ>>shopmaster@dowdow.co.jp